創ってみよう。童話の世界。Vol.1
クリスマスケーキ
町はずれの森に、
ちっちゃなもみの木が立っていました。
もみの木は早く大きくなりたい、と
いつも思っていました。
そして、伐られる大きなもみの木を見ては
ため息をついてばかりいました。
何年か経って、ついにもみの木は
伐られて町に運ばれて
クリスマスツリーの飾り付けをされました。
あくる朝、
「今日もまた飾り付けをされるんだ」と
わくわくしていたもみの木でしたが、
屋根裏部屋に投げ込まれてしまいました。
そして、葉も枯れ果てた頃、
中庭に引き出されて薪にされ、
火にくべられてしまいました。
もみの木は泣きながら、
「おしまいだ!楽しめる時に
楽しんでおけばよかった!」と叫びました。
今しかない「今」を楽しんで生きること、
実はそれが一番大切なことなのかもしれません。
さあ、20世紀最後のクリスマス。
今年は、クリスマスを賑やかに彩る、
「もみの木」のケーキなんていかがでしょうか?
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